むち打ちの後遺障害等級認定は弁護士にご相談を

交通事故による怪我の中でも最も多いといわれるのが、むち打ちです。
むち打ちは軽い怪我であると思われがちですが、後遺症が残ってしまう場合もあるのです。
治療を終えても痛みなどの症状が残ってしまった場合には、適正な後遺障害等級認定を獲得して、後遺障害による慰謝料や逸失利益を請求することが重要です。
この記事では、むち打ち症の場合の後遺障害等級認定のポイントを、弁護士に依頼するメリットとともに、ご紹介します。

後遺障害等級認定とは

交通事故で怪我をして後遺症が残ってしまった場合には、慰謝料や逸失利益を請求することが出来ます。
もっとも、保険で後遺障害の慰謝料や逸失利益を請求するためは、自賠責保険の損害調査を行う機関である「損害保険料率算出機構」の「自賠責損害調査事務所」による損害調査において、後遺障害等級が認定される必要があります。
自賠責損害調査事務所は、中立・公正な立場で、提出された書類や当事者への照会などに基づいて、被害者の症状が、交通事故の後遺障害に当たるのか、また、どの程度の後遺障害に当たるのかを調査します。後遺障害に対する慰謝料などの金額は、後遺症の程度によって定められた14級から1級までの「等級」ごとに金額が定められており、基本的に、等級が上位になればなるほど金額は高額になります。

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むち打ち症とは

むち打ち症(むち打ち損傷)とは、頸部外傷の局部症状の総称のことです。「むち打ち」というのは、医学的な傷病名ではなく、その中には、様々な種類の症状があります。
その分類方法にもいろいろな考え方がありますが、(1)頸椎捻挫型、(2)バレー・ リュー型、(3)神経根型の3つに分類されることが多いです。
むち打ち症は、追突、衝突や急停車などによって首がむちのようにしなり、靭帯や筋肉などが損傷を受けることで発症するといわれています。
人身事故において、最も多く発症する傷害です。

むち打ち症の後遺障害等級

むち打ち症が原因で残ってしまう後遺症の代表的な症状は、首の神経を損傷したことによる頭痛、吐き気、めまいなどです。
認定される可能性のある主な後遺障害等級は、12級13号(「局部に頑固な神経症状を残すもの」)、あるいは、14級9号(「局部に神経症状を残すもの」)です。

むち打ちで後遺障害等級認定を獲得するためのポイント

適切な検査を受けること

後遺障害等級認定を得るためには、まず、医学的な所見が存在することが重要です。ですから、適切な時期に必要な検査を受けておかなければ、等級認定は非常に難しくなってきます。
むち打ち症は、椎間板が変性していたり、ヘルニアがあったりといった場合では、ひどくなると一般的に言われています。ですから、異常箇所にについてきちんとMRI検査を受けて画像を確保しておくことが大切です。
また、有用な他覚所見として、神経学的検査所見があります。次に挙げるような神経学的な検査をしっかり受けておくことも大事です。

1 神経根症状誘発テスト

頚椎を傾け、頭や肩を押しつけた際に、頚部から上肢にかけての放散痛が生じるかどうかをみる検査です。スパーリングテストやジャクソンテストなどがあります。

2 四肢腱反射検査

上腕二頭筋、上腕三頭筋などをハンマーで叩打した際に、意思とは無関係な腱反射が認められるかどうかをみる検査です。

3 徒手筋力テスト

筋肉に力を入れさせ徒手的に抵抗を加えて調べる検査です。

4 知覚検査

神経系の障害を調べるために、触覚、痛覚などの知覚を検査する。

症状が一貫して継続していること

むち打ち症で後遺障害等級認定を得るためには、症状が一貫して継続していることが重要なポイントとなります。
通院を途中でやめたり、通院の頻度があまりにも低かったりすると、継続して症状があったということを疑われてしまう可能性があります。
また、交通事故で怪我をした後すぐに受診していない場合には、その交通事故によって症状が発生したと認められないとして、因果関係が否定されてしまうこともあります。
ですから、できる限り定期的に、継続して通院することが大切です。
また、むち打ちで後遺障害等級認定を得るためには、少なくとも6か月の通院期間が必要であるといわれていますので、もし相手方の任意保険会社から治療費を打ち切ると言われたとしても、治療の必要性がある限りは、一旦自分で治療費を立て替えてでも、通院を継続するようにしてください。
さらに、ただ通院を続けるだけではなく、どのような症状があるのかを一貫して医師に対して訴え続けることが必要です。

適切な後遺障害診断書を作成してもらうこと

後遺障害等級認定を申請する際には、医師が作成した後遺障害診断書を提出する必要があります。等級認定は基本的に書類による審査ですから、医師の診断書は重要な資料です。
しかし、医師は、後遺障害等級認定の専門家というわけではありませんので、後遺障害等級認定を受けるために必要な情報を網羅して作成してくれるとは限りません。
等級認定のために十分な内容の後遺障害診断書を確保するためには、弁護士に相談して、どのように書いてもらうのが適切なのかを確認して医師に依頼したり、場合によっては、弁護士に依頼して直接弁護士から医師に対して働きかけてもらったりするとよいでしょう。

むち打ちの後遺障害等級認定は弁護士にご相談ください

むち打ちで適正な後遺障害等級認定を得るためには、医学的な専門知識や法的な専門知識が必要となってきます。また、説明しましたように、治療中から、抑えておくべきポイントも存在し、治療が終わってからでは手遅れとなってしまうこともあります。
後遺障害等級認定を獲得できると、得られる賠償金は、大きく増額しますので、できるだけ有利に申請を進められるように、ぜひ専門家である弁護士にご相談ください。

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