14級が認定された70代の専業主婦について多額の休業損害を含め合計約450万円の示談金を獲得した事例

ご相談内容

ご相談者様は、自動車に乗車中に事故に遭ってしまい、骨盤骨折・鎖骨骨折の怪我を負ってしまいました。
幸いなことに治療により怪我の症状はかなり良くなりましたが、治療終了時には、骨折部の痛みが残ってしまいました。
ご相談者様は、ご自身で保険会社と交渉することに不安を感じ、適正な賠償金額を得るために、シーアクトの弁護士にご相談いただきました。

サポートの流れ

ご相談時には、既に治療は終了していたため、後遺障害の申請を行いました。
約2か月で結果が出て、14級9号が認定されました。
そこで、等級の妥当性を検討しましたが、自覚症状は疼痛のみで、骨癒合には問題がなかったところから、14級9号は妥当な認定と判断しました。
そこで、14級9号を前提に損害賠償額を算定し、示談交渉を開始しました。
今回の示談交渉では、兼業主婦としての休業損害と、逸失利益の金額が主な争点になることが予想されました。なお、ご依頼者様が70代であったことから、休業損害と逸失利益算定の根拠となる基礎収入についても争いとなり得ることが予想されました。
示談交渉は、いくつかの争点について調整が必要になったのと、保険会社側で刑事記録取り付け等を行ったため、半年近くかかりました。
もっとも、最終的には、基礎収入についてはこちらの主張通り全年齢女性返金賃セで認められ、休業損害については治療全期間についてかなりの喪失率を認めてもらい休業損害だけで金額は230万円近くとなりました。

解決内容

最終的に、治療費・交通費などの既払金以外に約450万円を追加で受け取る内容で示談が成立しました。
慰謝料は裁判基準からやや譲歩したものの、休業損害についてはこちらの主張満額が認められ、総合的に見ると裁判をした場合よりも高額になった可能性があります。

所感（担当弁護士より）

今回は、示談交渉期間が約半年と長めになりましたが、最終的にはご依頼者が納得できる適正な金額で示談することができたので良かったと思います。